今日読んだ本
『わが百味真髄』 檀一雄 昭和44年(1969年)9月20日 講談社
文アル自体やファンの方の発言などで、壇先生が料理好きというのは知っていた。
先日行った古本市でまさかの初版本にお目にかかったので購入。状態はあまり良くないけれどもね……。
戦前から戦後の料理好きがお書きになった等身大のエッセイ。
戦時中の出来事も、辛いながらも明るく滑稽に書いているのが素晴らしいなと思う。
何より描写がよくてとても美味しそう。庶民的なものばかり出てくるので、今晩自分でも食べられるのではと錯覚してしまう。
春夏秋冬に分かれているのに、春だけで本の半分くらいあるのは何故なのだろう。壇先生は春の旬物がお好き?
壇先生と太宰先生の仲が良いのは周知の事実だが、「太宰治に喰わせたかった梅雨の味」というエッセイは面白さの他に寂しさも感じられた。
あとどうでもいいが、この本2回古本に出されているっぽくて、買った古本屋さんの値段表の下に別の古本屋さんの名札があった。
こうやって巡り巡るのも古き良きものの良さかと思う。
文アル自体やファンの方の発言などで、壇先生が料理好きというのは知っていた。
先日行った古本市でまさかの初版本にお目にかかったので購入。状態はあまり良くないけれどもね……。
戦前から戦後の料理好きがお書きになった等身大のエッセイ。
戦時中の出来事も、辛いながらも明るく滑稽に書いているのが素晴らしいなと思う。
何より描写がよくてとても美味しそう。庶民的なものばかり出てくるので、今晩自分でも食べられるのではと錯覚してしまう。
春夏秋冬に分かれているのに、春だけで本の半分くらいあるのは何故なのだろう。壇先生は春の旬物がお好き?
壇先生と太宰先生の仲が良いのは周知の事実だが、「太宰治に喰わせたかった梅雨の味」というエッセイは面白さの他に寂しさも感じられた。
あとどうでもいいが、この本2回古本に出されているっぽくて、買った古本屋さんの値段表の下に別の古本屋さんの名札があった。
こうやって巡り巡るのも古き良きものの良さかと思う。
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